「うちの子、かけっこが遅いかも…」と感じて、どうサポートすればいいのか悩んでいませんか。小学生の時期は走る力を伸ばす大切なタイミングです。
しかし、習い事に通う時間やお金はかけられない、そんな家庭も多いでしょう。
この記事では、自宅で親子一緒に取り組める「家でもできる練習法」を紹介します。姿勢を整えるフォーム改善や、毎日できるトレーニングをまとめ、運動が苦手な子も楽しめる工夫をお伝えします。
読み終える頃には、かけっこ練習を続けるヒントが見つかり、子どもと一緒に成長を感じられるはずです。
目次
小学生のかけっこが速くなるために知っておきたい基本ポイント
かけっこを速くするためには、ただ走るだけでは不十分です。小学生の体は成長途中で、正しい走り方を身につけることが将来の運動能力にもつながります。
特に姿勢や腕の振り方は、意識するだけでスピードが大きく変わります。基礎を理解しないまま練習を重ねると、無駄な動きが癖になり、結果が出にくくなるでしょう。
ここでは、まず子どもが覚えるべき走り方の重要性を整理します。
なぜ小学生の時期の「走り方」が大切なのか
小学生の時期は体の動きを覚える力がとても高いです。この時期に正しい走り方を学ぶと、無駄な力を使わず効率よく前に進めるようになります。逆に自己流のまま大きくなると、腕や足の使い方がぎこちなくなり、後から直すのが大変です。小学校低学年から「まっすぐ前を見る」「姿勢を崩さない」といった基本を身につけると、かけっこの記録だけでなく、他のスポーツにも役立ちます。早いうちから意識を持たせることが大切です。
家での練習がかけっこ上達に効果的な理由
かけっこは外でしか練習できないと思うかもしれません。しかし、家でできる練習を取り入れることで、短い時間でも効率的に走力を伸ばせます。
公園に通う手間がなく、親子でリラックスした状態で取り組めるのも大きな強みです。毎日少しずつ取り組むことで体が正しいフォームを覚え、走ることが自然と楽しくなります。無理なく習慣にできる点も、家庭で練習する最大の魅力でしょう。
小学生向け|家でできるかけっこ練習の準備と心構え
家で練習を始める前に、最低限そろえておくべき環境と気持ちの準備があります。これを怠ると、ケガやストレスの原因になりかねません。練習を安全で楽しい時間にするためのポイントを整理します。
安全に練習するために必要なスペースと道具
まず大切なのは安全です。家の中なら家具を端に寄せ、転びやすい物を置かないようにしましょう。廊下やリビングの一角など、短い距離でも動ける範囲を確保すると安心です。道具は特別なものを揃える必要はありませんが、滑りにくい靴下や室内用の軽いスニーカーを用意するとケガを防げます。
もしアパートやマンションで走るのが難しい場合は、音が響かない足踏み練習や腿上げ運動を中心にしましょう。走らなくても体の使い方を覚えるトレーニングは十分にできます。下の階への配慮として、厚めのマットを敷くと音が響きにくく、安全性も高まります。
親子で楽しく続けるための工夫と声かけ
練習を習慣にするには、親の声かけが大切です。「今日はどこまで頑張れるかな」と軽いゲーム感覚で始めると、子どもは喜んで取り組みます。
褒めるときは結果だけでなく努力も評価しましょう。「よく腕を振れていたね」と具体的に伝えると、子どものやる気が続きます。親子で一緒に練習すると、自然と笑顔が増えていくはずです。
![]() 青島トレーナー |
子ども1人で運動のモチベーションを保つのは難しいので、親子で一緒に取り組むことが大切です! |
かけっこが速くなる!家でもできる5つの練習法
ここからは、実際に取り組める5つの練習を紹介します。どれも簡単で家の中や庭で取り入れられる内容です。正しいフォームを覚えながら、楽しくステップアップできる方法をまとめました。
姿勢を整える「フォーム改善」トレーニング
速く走るためには姿勢が重要です。背筋を伸ばし、視線は少し前方に向けましょう。まずは鏡の前で立ち、肩が下がっていないか確認します。その状態で軽く足踏みをし、自然に腕を振ります。正しい姿勢を毎日確認するだけで、走るときのバランスが安定してスピードが上がりやすくなります。
腿上げやスキップで走る動きをつくる
腿上げは走りの基本動作を体に覚えさせる練習です。太ももをしっかり持ち上げることで、足の回転が速くなります。スキップも効果的で、リズム感を鍛えながら体全体を使えます。短い時間で構いません。遊びの延長として取り入れると続けやすいでしょう。
毎日できる短距離ダッシュ練習
かけっこは短距離走なので、実際に速く走る練習も欠かせません。5メートルほどの距離を決め、全力で走ることを繰り返します。毎日続けると足の動きがスムーズになり、自然と速くなります。短い距離なら体への負担も少なく、家の前や庭でも取り組みやすいです。
足首・ふくらはぎを強化するバネづくり運動
足首とふくらはぎの力が強いと、走るときに前へ進む推進力が生まれます。つま先立ちでその場ジャンプを繰り返すと、筋肉が鍛えられます。高く飛ぶ必要はありません。毎日少しずつ積み重ねると、走り出しが軽くなるのを実感できるでしょう。
リズム感とタイミングを育てる遊び感覚のドリル
走るにはリズムも大事です。音楽に合わせて足踏みしたり、親が「よーいドン」と合図して走り出す練習をしたりすると、タイミングの取り方が自然に身につきます。遊びの中で取り組めば、子どもも「もっとやりたい」と感じるはずです。
もし「文字だけだとわかりにくい……」と感じる方がいれば、ぜひYouTubeの動画でも走り方を確認してみましょう。
子どもがかけっこ練習を嫌がらないためのコツ
いくらいい練習でも、子どもが嫌がれば続きません。ここでは、楽しい気持ちを引き出す工夫を紹介します。親の関わり方で子どものやる気は大きく変わります。
「遊び」を取り入れて練習を楽しくする方法
ただ走らせるだけだと、子どもはすぐ飽きます。鬼ごっこやしっぽ取りのような遊びを混ぜると、自然に全力で走ります。ルールを工夫すれば、短い距離でも何度もダッシュすることになります。ゲーム感覚で練習できる環境を作ることが大切です。
褒め方・励まし方でモチベーションをアップ
結果だけを褒めるとプレッシャーになりがちです。「昨日より速くなったね」と努力や変化を伝えれば、自信が湧いてきます。うまくできなかったときは「次はこうしてみよう」と前向きな言葉を添えることで、挑戦する気持ちが続くでしょう。少しの声かけで、練習の雰囲気はぐっと明るくなるはずです。
まとめ
小学生のかけっこは、家での工夫次第でしっかり伸びます。練習をすることで、次のようなメリットがあります。
◎正しいフォームを覚え、毎日できるトレーニングを少しずつ続けることで、走る楽しさが広がる
◎速く走れるようになることで、子どもの自信につながる
◎家庭で練習をすることで、親子の会話も増え、学校生活での前向きになる
ぜひ、何か1つからでも取り組んでみませんか?
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