2024.06.02Category: CONTENTSTags:ダイエットトレーニングパーソナルジム健康生理不順無料
生理がこない原因はダイエット?知っておきたいリスクと対策
ダイエットが生理不順の原因となることを知っていますか?この記事では、ダイエットが生理に与える影響、リスク、そして適切な対策について詳しく解説します。パーソナルジムでのトレーニングがどう役立つのかも紹介します。
※生理不順とは・・・正常な月経(生理)は、周期(月経初日から次の月経が始まる前日までの期間)が25~38日で、出血の続く日数が3~7日とされています。生理不順はこれに該当せず、24日以内に次の月経がくる、もしくは39日以上経っても次の月経がこない状態です。また、月経期間が2日以内で終わってしまう、もしくは8日以上続く状態も生理不順といえます。
目次
1. ダイエットが生理不順を引き起こす理由
無理なダイエットや急激な体脂肪の減少は、ホルモンバランスを崩し、生理不順を引き起こすことがあります。ここでは、具体的な原因について詳しく説明します。
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栄養不足
無理なダイエットにより、必要な栄養素が不足すると、体はエネルギーを節約するために、女性ホルモンの分泌を抑えることがあります。特に、エネルギー不足、ビタミンやミネラルの欠乏は、ホルモンバランスに大きな影響を与えます。
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過度な運動
過度な運動は、体に大きなストレスを与えることがあり、特に長時間の有酸素運動や激しいトレーニングは、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を増加させます。コルチゾールが高い状態が続くと、ホルモンバランスが崩れ、生理不順を引き起こすことがあります。さらに、運動量が多すぎると、エネルギー不足に拍車をかけることになります。これにより、体はエネルギーの節約をするために生殖機能を停止することがあります。
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心理的ストレス
ダイエット自体が心理的なストレスを引き起こすことがあります。特に、体重や外見に対するプレッシャーは、精神的な負担となり、ストレスホルモンの分泌を増加させます。これにより、ホルモンバランスが崩れ、生理不順を引き起こすことがあります。
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ホルモンバランスの乱れ
無理なダイエットや過度な運動は、女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)のバランスを崩すことがあります。エストロゲンは、生理周期を調整する役割を果たしており、このホルモンの分泌が減少すると、生理不順や無月経が発生することがあります。特に体脂肪率が急激に減少すると、エストロゲンの生成が減少します。体脂肪はエストロゲンの生成に重要な役割を果たしており、過度な脂肪の減少はホルモンバランスに悪影響を与えるのです。
2. 生理不順のリスクとは?
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骨密度の低下
エストロゲンの減少により、骨の健康が損なわれ、骨粗しょう症のリスクが増加します。エストロゲンは骨のリモデリングを調整するため、エストロゲンが不足すると骨が弱くなります。
※リモデリングとは・・・常に少しずつ古い骨が溶かされ、新しい骨へと作り替えられることです。これにより骨の強度が保たれます。
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不妊症のリスク
排卵が正常に行われないことで、将来的に妊娠が難しくなる可能性があります。生理不順は排卵の異常を示すサインであり、これが続くと妊娠のチャンスが減少します。
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全身の健康への影響
ホルモンバランスの乱れは、全身の健康状態にも悪影響を及ぼします。例えば、疲労感、集中力の低下、気分の不安定などが挙げられます。また、長期間の生理不順は心血管疾患のリスクも増加させることがあります。
無月経の健康被害に関して、東大病院女性診療科の先生も以下のように話しています。
「月経は、脳からの指令を受けて卵巣からエストロゲンなどの女性ホルモンが分泌されることにより起こります。
しかし、食事を制限してエネルギーが不足し、体重が減少すると、脳がホルモン分泌を抑える指令を出します。その結果、卵巣からの女性ホルモンの分泌量も減り、無月経になります。無月経になると、排卵も止まることが多く、排卵が回復しないままでは、自然妊娠は難しくなります。
エストロゲンには、骨量を増やす、血管をやわらかくして血圧を下げる、自律神経の働きを調節する――などいろんな働きがあります。エストロゲンの低下が続くと、若い女性でも骨密度が低下して骨折しやすくなります。うつ病や、動脈硬化が進んで、脳梗塞や心筋梗塞になるリスクもあります。」
https://www.yomiuri.co.jp/otekomachi/20211116-OYTET50001/
3. 生理不順を防ぐための具体的な対策
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バランスの取れた食事
栄養バランスの取れた食事を心がけ、特に鉄分やビタミンB群を多く含む食品を摂取します。これにより、ホルモンバランスを整える効果が期待できます。例えば、赤身の肉、魚、緑黄色野菜、ナッツ類などをバランスよく摂取しましょう。
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適度な運動
過度の運動は避け、ウォーキングやヨガなどストレスを軽減する運動を取り入れます。適度な運動は、血流を改善し、ホルモンバランスを整える助けになります。運動は、週に3~4回、30分程度の有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせると効果的です。
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ストレス管理
リラックスする時間を持ち、趣味やリラクゼーション法を取り入れて心身のバランスを保ちます。例えば、瞑想や深呼吸法、アロマセラピーなどが有効です。ストレスを軽減することで、コルチゾールの分泌を抑え、ホルモンバランスを正常に保つことができます。
4. パーソナルジムでのトレーニングがもたらす効果
パーソナルジムでのトレーニングは、健康的にダイエットする最適な方法です。個々の体質や生活習慣に合わせた運動プランと栄養指導を通じて、ホルモンバランスを整え、無理のないダイエットを行うことができます。
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バランスの取れた運動プラン
過度な運動は避け、適度な有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせたプランがおすすめです。有酸素運動は心肺機能を向上させ、脂肪燃焼を促進します。
筋力トレーニングは、基礎代謝を上げ、体全体の筋力を向上させるために重要です。
<例> 有酸素運動・・・ウォーキング、ジョギング、サイクリング
筋力トレーニング・・・スクワット、プランク、ダンベル
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栄養バランスの取れた食事
ダイエット中でも必要な栄養素を摂取することが大切です。特に鉄分やカルシウム、ビタミンDなどは生理不順の改善に役立ちます。鉄分は、赤血球の生成を助け、エネルギーレベルを維持するために必要です。カルシウムは骨の健康に欠かせない栄養素であり、ビタミンDはカルシウムの吸収を助けます。
食事のバランスを保ちながら、カロリー制限をしすぎないようにすることが重要です。
例えば、朝食にはプロテインと炭水化物をバランスよく摂取し、昼食には野菜とタンパク質を豊富に含むメニューを選びます。夕食は、軽めにして消化に良いものを選ぶと良いでしょう。間食にはナッツやヨーグルトなど、栄養価の高いものを選ぶことがおすすめです。これにより、血糖値の安定を保ち、エネルギー不足を防ぐことができますよ。 |
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ストレス管理
ストレスはホルモンバランスを乱す大きな要因です。パーソナルジムでは、運動だけでなく、リラクゼーションやストレス管理の方法も取り入れています。ヨガや瞑想は、心身のリラックスを促し、ストレスホルモンの分泌を抑える効果があります。また、トレーナーがメンタルサポートを行い、日々のストレスを軽減するアドバイスをします。適度な休息を取ることも重要であり、十分な睡眠を確保することで体のリカバリーが促進され、ホルモンバランスが整いやすくなります。質の良い睡眠を取るためには、寝る前のリラクゼーションや、規則正しい生活リズムを保つことが大切です。
まとめ
ダイエットによる生理不順は、多くの女性が経験する問題ですが、適切な対策をとることで防ぐことができます。パーソナルジムで専門的なサポートを受けることも手段のひとつです。健康的なダイエットを続けることで、ホルモンバランスを整え、生理不順を防ぐことができます。自身の体の声に耳を傾け、無理のないダイエットを心がけましょう。また、定期的に専門家に相談することで、最適な対策を立てることができます。健康的なライフスタイルを維持しながら、美しく健やかな体を手に入れましょう。
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