「うちの子、運動が苦手で、走るのも遅くて…」
そんな悩みを持つ保護者の方は多いのではないでしょうか。
たしかに小学生のお子さんですと、
「自分は走るのが遅い。運動会や体育の授業がつらい..」
と、本人も気にしている場合がほとんどなので、保護者としては胸が痛みますよね。
でも大丈夫です!
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運動が苦手な小学生でも、正しいアプローチと環境があれば、 “走る力”は確実に伸ばせます! |
本記事では、
〇 走るのが速い子の特徴
〇 苦手意識を克服するためのかけっこの練習方法
〇 ご家庭でできるサポートや声かけのコツ
を、具体的に紹介します。
読み終えたあとには、「うちの子でもきっと変われる」と前向きな気持ちになれるはずです。
今日から取り入れられるヒントがたくさん詰まっていますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
運動が苦手な小学生に共通する特徴とは?
「運動が苦手」と感じる子の心理的な背景
小学生が「運動が苦手」と感じる背景には、
「成功体験の少なさ」や「人と比べられることへの不安」があります。
たとえば、
「かけっこでいつもビリになる」
「ボールを取れなくてからかわれた」
こうした体験があると、
「どうせできない」
「もう体育はやりたくない」
そんな風に、感じてしまいます。
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特に、真面目で繊細な子ほど、 ・ミスや失敗を気にしやすい そのような傾向があります。 |
つまり、運動の苦手意識は、技術の問題だけでなく“心のハードル”も大きく影響しているのです。
だからこそ、まずは気持ちに寄り添う声かけや、小さな成功体験を重ねることが大切です。
走ることを嫌がる理由は?親が気づきにくいポイント
「うちの子、なぜか走るのを嫌がるんです」
と相談されることがよくあります。
小学生が走ることを嫌う理由は、先ほど述べた、運動が苦手な子の心理的背景に共通する部分があります。
✖ 走り方を「友達に笑われた」
✖ すぐに疲れてしまって「バテるのが怖い」
✖ フライングしたのを「先生に注意された」
✖ 体型を周りと比べられるのがつらい
こういった、本人にとってつらかった経験が背景にあることも多いのです。
ですので、まず親がすべきなのは、
子ども自身が感じている“心の壁”を理解してあげること。
それが、かけっこ克服の第一歩になります。
実は伸びしろ大!運動が苦手な子の可能性を広げるには
苦手意識をなくす声かけ・接し方の工夫
子どもが運動に対して前向きになれるかどうかは、周りの大人の声かけが大きく関わります!
大切なのは、「できるようになるプロセス」に目を向ける声かけです。
たとえば、
〇「さっきよりも腕がしっかり振れてたね」
〇「最後まであきらめなかったの、偉かったね」
〇「この前よりも、足の動きがスムーズだと思ったよ」
このように、小さな変化や努力に気づいてあげると、子どもは「自分でもできるかもしれない」と感じはじめます。
運動が苦手な小学生ほど、こうした“認められる体験”が少ないため、自信が育ちにくい傾向があるのです。
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まずは、 “親がいちばんの応援団” であることを伝えてあげましょう! |
成功体験を積ませると走るのが好きになる理由
「できた!」という成功体験は、運動の苦手意識を克服するための最強の武器です!
小さな“できた”を積み重ねることが、次の挑戦につながります。
〇「スタート姿勢がきれいにできた」
〇「腕を意識して振れた」
〇「昨日よりちょっとだけ速く走れた」
〇「今日は転ばずに最後まで走れた」
こうした小さな変化を褒めて、達成感を感じさせる工夫が大切です。
かけっこ克服には、記録や順位よりも“自分の変化”に注目させることが効果的なのです。
走ること=楽しい、というイメージを持てるようになると、子どもは自然と運動に前向きになります。
そうして、子どもが自ら走りたくなる気持ちを育てていけると、自然とフォームも改善されていきますよ。
走るのが速い子の特徴とは?運動が苦手な小学生にも共通点はある!
「速く走れる子」の体の使い方・考え方の共通点
「走るのが速い子って、生まれつき運動神経がいいだけじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。
ここでは、『速く走る子どもたちに共通する“体の使い方”や“考え方”』について、お話します。
①共通する体の使い方
〇 体をまっすぐに保ちながら、スムーズに前へ進める(体幹がしっかりしている)
〇 リズムよく足を運ぶ力がある(必要な筋力とリズム感がある)
②共通する考え方
〇 「失敗してもいい」と思っている(柔軟なメンタル)
〇 「自分は走れる」という自信がある(ポジティブ)
実は、これらの身体の使い方・考え方はいずれも、生まれつきの才能だけではなく、
あとからの積み重ねで身につけられる要素ばかりなんです。
たとえば、こんな練習をしてみましょう。
ぜひ、続けてみてくださいね!
足の速さは、“生まれつきのセンス”だけでは決まりません。
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必要なトレーニングを理解し、継続して努力することで、 「うちの子変わったな!」と実感できるようになりますよ。 |
姿勢・腕振り・足の運び方に注目!
走り方を改善するには、「姿勢」「腕の振り」「足の運び」の3つを意識するのが効果的です。
✅ 姿勢:背中が丸まっていたり、頭が下がっているとスピードが落ちます。
✅ 腕振り:前後にしっかり振ることで、体全体のバランスが整います。
✅ 足の運び:重心をスムーズに前へ運ぶためには、膝を上げる意識がポイントです。
これらは特別な道具や施設がなくても、日々の遊びやちょっとした練習で改善できます。
さきほど紹介した「壁押し姿勢チェック」や「スキップ」などは、自然とフォームを整える練習になるので、運動が苦手な子には本当におすすめですよ。
かけっこ克服のカギは“フォーム”と“楽しさ”
苦手な子にこそ試してほしい走り方のコツ
かけっこが苦手な小学生にいきなり「フォームを直そう!」と言っても、子どもはピンときません。そんなときは、子どもがイメージしやすい言葉で伝えてみましょう。
たとえば、
〇「スタートのときはロケットのように前を向いてね!」
〇「腕を電車みたいにシュッシュッと動かそう!」
〇「かかとじゃなくてつま先で着地してみよう!」
こんなふうに伝えると、自然と体の使い方が変わってきます。
運動が苦手な子でも、自分のペースでコツを体に覚えさせていくことが、かけっこ克服の第一歩です。
ゲーム感覚で楽しめる練習メニュー3選
かけっこの練習は、楽しくなければ続きません。そこでおすすめなのが、ゲーム感覚で取り組める練習です。
①「じゃんけんダッシュ」:勝ったらスタート!反射的に走る力がつきます。
②「色タッチゲーム」:指定された色のアイテムまで走ってタッチ!瞬発力UP。
③「風船リレー」:風船を落とさないように走るゲームでバランス感覚を鍛えます。
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楽しみながら身につくのが一番! 運動が苦手な子にもピッタリの練習ですね。 |
家庭でできる!運動が苦手な小学生を伸ばすサポート法
毎日の生活に取り入れたい簡単トレーニング
いきなり難しい運動や長時間の練習から始めると、やっぱり挫折してしまうかも…
運動が苦手な小学生は、まず「体を動かすことに慣れる」ことから始めましょう!
おすすめは、家の中や通学前後のスキマ時間にできる短時間メニューです。
ちょっとした動きの積み重ねで「走る力」を育てていきましょう。
〇 かかとをつけずにその場ジャンプ×10回
→ 足のバネを育て、スタートダッシュが軽くなります。
〇 壁押し姿勢で10秒キープ(1日2〜3回)
→ 体幹や正しい姿勢の感覚が身につきます。
〇 階段の上り下りを意識してやってみる
→ 太ももの筋力やバランス感覚が鍛えられます。
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保護者さんもぜひご一緒に! 壁押し姿勢なんかは、慣れてないと結構プルプルきて、体幹を意識できますよ! |
親子でできるコミュニケーション&励まし方
「運動が苦手 小学生」と検索するような保護者の方は、すでに子どもの可能性を信じている人だと思います。
ぜひその気持ちを、日々の声かけと関わりで形にしていきましょう。
☆「がんばったね!」ではなく、「よく気づいて動けたね」と“具体的に”褒める
☆ 練習に付き合うときは「競争」より「協力」モードにする
☆ 上達したらシールやカレンダーで“見える化”して一緒に喜ぶ
こうした関わり方を続けることで、子どもは「自分にもできるんだ」という気持ちを育てていきます。
親子で笑い合いながら取り組む経験は、単なる運動以上に大切な“自己肯定感”を育てるきっかけになりますよ。
【まとめ】運動が苦手な小学生でも“走る力”は必ず伸ばせる!
どんなに運動が苦手な小学生でも、
「走るのが楽しくなった!」
「前より速くなった!」
と、感動できる力を持っています。
大切なのは、「できない」ことに注目するのではなく、
できるようになった小さな変化に気づき、それを一緒に喜ぶこと。
そして、子ども自身が「もっとやってみたい」と思えるような関わり方や練習方法を選んでいくことです。
子どもの成長は一人ひとりペースが違います。
少しずつ一歩ずつ進む姿を信じて待つことが、実はいちばんの近道だったりします。
運動が苦手な小学生が、自分のペースで「楽しい」「できた」を重ねていけるますように。
この記事がその最初の一歩になればうれしいです。
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